丹沢トレッキングクラブ

丹沢トレッキングクラブ”Tanzawa Trekking Club;TTC”は神奈川県厚木市を本拠地とし、神奈川県央地区の山好き成年男女が集う地域山岳同好会です。

◆今倉山・二十六夜山山行(2015.5.17(土);日帰り)の山行アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

◆今倉山・二十六夜山山行(2015.5.17(土);日帰り)の山行アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録 山行計画書

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2015.5.17(土)朝、ハイエ-スにメンバ11名が乗車して厚木市を出発。道志道(国道R412)から、ヘアピンカ-ブの急坂が続く県道R24に入り、登山口となる新道坂トンネルを抜けた標高1010mのトンネル西口まで、約1時間40分で到着。登山道を15分登るとトンネル上の御正体山に繋がる稜線に飛び出す。御正体山を背にし、新緑の急坂を1時間強登って、汗ばみ始めたころ道志山塊の雄峰標高1470mの今倉山頂上へ。ここからは、赤岩、松山はじめとするいくつものピークを越え、本日の目的地標高1297mの二十六夜山まで、約3時間の富士山展望と森林浴を楽しみながらの稜線歩きが満喫できるはずだったが、生憎の霞空で、富士山の姿は見えず仕舞。代わりに、ブナの原生林を彩るトウゴクミツバツツジやヤマツツジ、珍しいルイヨウボタン等の花々に癒されながらの静かな山歩きを堪能できた。二十六夜山から林道が通る松山とのコルまで往路を戻り、舗装された林道を約1時間下って、ハイエ-スの待つ県道R24まで下山した。今回の山行では、2人のベテランメンバを講師にして、山中で怪我をした際のペットボトル飲料水による患部の洗浄・消毒方法、ツエルトを利用したビバ-ク法や怪我人の緊急搬送方法、ロープのマット結び等について、ワンポイントトレ-ニングを実施してもらった。TTCで毎月実施している座学中心の安全登山教室とは違い、納得がいくまで実技を勉強できたと大変好評だった。
二十六夜山とは、江戸時代に盛んに信仰された旧正月と7月の三日月の二十六夜に寄り合い、阿弥陀如来、観音菩薩、勢至菩薩の三尊を拝めば、平素の願いが叶うと信じられて、近隣の村人達が、この山頂に集まって月待ちの儀式が行われたことから名づけられたという。二十六夜山と名付けられた山は、全国に3座あり、都留市のこの山が最も高く、道志二十六夜山とも呼ばれ、エイザンスミレの多い山として知られている。この山の東方の秋山川の源流にあたる山梨県上野原市に位置する標高972mの二十六夜山は、頭に秋山を付けて区別して呼ばれ、もう一座は標高311mで、南伊豆町にある。地元都留市のWebサイトに記載されている(道志)二十六夜山の解説に、この山が花の百名山の二十六夜山と紹介されているが、これは誤りで、マルバスミレとヒゴスミレの咲く山として、新・花の百名山に選ばれている二十六夜山は秋山二十六夜山である。

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