丹沢トレッキングクラブ

丹沢トレッキングクラブ”Tanzawa Trekking Club;TTC”は神奈川県厚木市を本拠地とし、神奈川県央地区の山好き成年男女が集う地域山岳同好会です。

◆厚木旧依知村歴史散策(2015.12.23(祝);日帰り)の写真アルバム、実施記録、実施計画書を掲載。

◆厚木旧依知村歴史散策(2015.12.23(祝);日帰り)の写真アルバム、実施記録、実施計画書を掲載。

写真アルバム 実施記録 実施計画書

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2015.12.23(祝)朝、メンバ13名が厚木バスセンタに集合。路線バスに乗車し、依知神社前バス停で下車。本日のウォ-キングの目的は、厚木旧依知村(上依知、猿ヶ島、山際、関口、中依知、下依知、金田の旧依知郷7ヶ村)を南北3里にわたって縦貫する旧八王子道沿いに点在する歴史上重要な史跡を訪ね歩き、郷土の歴史に触れ、学ぶことにある。具体的には、上依知「依知神社」をスタ-トし、旧八王子道を北から南に約12km歩き、旧道沿いに点在する道祖神や庚申塚を探し当て、浮島弁天社、日枝神社、妙伝寺、瑠璃光寺、宝泉寺、本立寺、熊野神社、長福寺、山際神社、大信寺、蓮生寺、安龍寺、浅間神社、広徳寺、妙純寺等々の神社仏閣を訪ね歩き、本企画を立案した郷土歴史に大変造詣が深いリーダ兼ガイドから、各史跡にまつわる逸話や史実について盛り沢山の興味深い話を聞きながら、6時間半の歴史散策を楽しんだ。ハイライトは、日蓮上人が鎌倉から佐渡に流される途中に、旧依知村に28日間滞在し、この間にこの地の寺で日蓮上人が引き起こしたとされる「星下ろしの奇端」の霊蹟の伝承があるとされる3つの寺を訪ねて、3寺に伝承する霊蹟の信ぴょう性について、各メンバが比較・考察して、楽しんだことであろうか。
日蓮上人の星下り奇端 鎌倉幕府に捕えられた日蓮が、文永8年(1271年)9月12日、江の島近くの龍ノ口刑場で、まさに斬首されようとした時、急に雷鳴が轟いて、その刀に雷が落ちて刀が折れ、一命をとりとめた(龍口ノ法難)。翌9月13日、日蓮上人の身柄は依知郷の豪族、本間六郎佐左衛門に預けられた。その夜、日蓮は十三夜の名月が煌々と射す庭に下り立ち、「法華経には、この教えを信じ修業するものは必ず守られると書かれているのに、なぜ私には苦難が続くのか、月よ、私の言ったことに答えるならば、何か不思議を現したまえ」と叫ぶと、空はたちまちかき曇って、火の玉のような大きな星が降ってきて、邸内の梅の木の枝に掛かった。それを目にした大勢の兵士たちは、驚いて庭にひれ伏し、ただ震えるばかりであったという。現在、本間家の屋敷があった依知郷にこの星下りの奇端の霊蹟を伝える寺が3ヶ所ある。

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