丹沢トレッキングクラブ

丹沢トレッキングクラブ”Tanzawa Trekking Club;TTC”は神奈川県厚木市を本拠地とし、神奈川県央地区の山好き成年男女が集う地域山岳同好会です。

◆火打山・妙高山山行(2016.7.22(金)-24(日);2泊3日)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

◆火打山・妙高山山行(2016.7.22(金)-24(日);2泊3日)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録 山行計画書

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2016.7.22(金)朝、メンバ7名が2台のマイカ-に分乗して、上越南部頸城山塊に並び立つ2座の日本百名山火打山と妙高山を登山すべく、厚木市を出発。圏央道、関越道、上信越道を走り、妙高高原ICから一般道に出て、約5時間を要して笹ヶ峰登山口に到着。本日は、標高差約800m登って、最初の宿泊先「高谷池ヒュッテ」までの行程。緩い樹林帯の登りを約1時間歩いて、黒沢を右岸にわたると、程なく十二曲の急登にさしかかるが、余裕をもって登り切り、富士見平で、2泊目の宿泊先「黒沢池ヒュッテ」への登山道を右に分け、平坦になった尾根道を北に進むと、広大な高谷池湿原の東端に佇む、三角屋根がシンボルの高谷池ヒュッテに、約4時間45分を要して到着。翌朝、ヒュッテにザックをデポし、火打山頂上をピストン登山。高山植物の宝庫として有名な高谷池から天狗の庭へと続く湿原のあちこちに群生しているはずのハクサンコザクラは、すでに咲き終わり、わずかに咲き残った花しか見られなかったのは残念だった。高谷池ヒュッテから2日目の宿泊先黒沢池ヒュッテまでは、1時間強の行程。プラネタリウムのようなド-ム状の屋根が特徴の黒沢池ヒュッテに荷物を置き、本日2座目となる百名山妙高山山頂に向かう。まず、妙高山本峰の溶岩ド-ムを馬蹄形に取り囲む外輪山の一角「大倉乗越」を越え、外輪山とド-ム峰との鞍部「長助池分岐」に降り立ち、急峻な溶岩ド-ム峰を標高差約400m登り切ると、三角点のある標高2446mの北峰頂上、さらに5分ほど進んだ先には標高が北峰より約8m高い南峰山頂に到着。累々と続く溶岩の急斜面を灌木に掴まりながらの1時間強の急登は記憶に残る厳しい登りであった。下山は往路を黒沢池ヒュッテに戻った。軽装での妙高山ピストン登山とはいえ、約7時間20分を要し、その前の火打山登山の行程と合わせ、行動時間11時間強のハ-ドな行程を全員元気に歩き通し、百名山2座連続登山の目的を果たすことができた。最終日は、マイカ-を留め置いた笹ヶ峰登山口まで、約3時間45分を要して下山し、本山行を無事終了することができた。
7月下旬に入っても梅雨が明けない今夏。不安定な天候の中での実施となったが、雲量が多く、眺望には今ひとつ恵まれなかったが、雨に降られることなく、予定通り無事目的を果たすことができた。昨冬は全国的に降雪が少なかった上、春先の高温で雪解けが早く進み、日本有数の豪雪地帯である火打山・妙高山にあっても、例年であれば、残雪があちこちに残り、ハクサンコザクラをはじめとする高山植物群に彩られているはずのこの時期、今年は季節が相当早く進んで、お目当ての一つであった、湿原や草原を華やかに彩る高山植物群に十分出会えなかったのが少々残念であった。

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