丹沢トレッキングクラブ

丹沢トレッキングクラブ”Tanzawa Trekking Club;TTC”は神奈川県厚木市を本拠地とし、神奈川県央地区の山好き成年男女が集う地域山岳同好会です。

◆秩父四阿屋山山行(2016.2.21(日);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

◆秩父四阿屋山山行(2016.2.21(日);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録  山行計画書

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2016.2.21(日)朝、メンバ13名がマイクロバスに乗車して厚木市を出発。関越道花園ICから小鹿野町に向かい、四阿屋山の登山口となる「道の駅両神温泉薬師の湯」から両神山登山口のある白井差に向かって県道367号線を約3.5km遡った堂上地区にあるセツブンソウ自生地で下車し、咲き始めたばかりのセツブンソウを鑑賞。県道をマイクロバスで大堤登山口まで戻り、ツツジ新道コースを四阿屋山頂上に向かった。ツツジ新道は、頂上まで標高差約420mのやせ尾根の登りで、途中3,4箇所の岩場があり、とくに最初の岩場は格段に難度が高いことから、ツツジ新道の入口には上級者向きの案内板が掲げられている。最初の岩場の核心部には、高度差6mほどのチムニ-状の垂直の岩場があり、ホールドやスタンスになる突起が少ないため、鎖につかまってなんとか登るしかない。ロープを持参しなかったので、スリングを5本つないで、上からメンバを安全確保し、ベテランメンバが上と下からアシストして、なんとか13人が無事にこの岩場を登り切るのに約40分を要した。登りついた四阿屋山の頂上は狭く、我々13人の他に4人パ-ティでほぼ満員だった。頂上からの眺望はよく、両神山や二子山を見渡すことができた。この時期、山頂付近は凍結していることが多いが、このところの温かさで、持参したアイゼンは使わずに済んだ。急峻な頂上から東に1時間ほど下ると、ロウバイ園とフクジュソウ園がある。ロウバイはすでに盛りを過ぎていたが、5000株あるというフクジュソウの花は今が盛りで、見事な群落が見られた。下山後、薬師の湯で汗を流してから帰路に着いた。
堂上セツブンソウ自生地 日本最大級のセツブンソウ自生地として知られ、地元小鹿野町が保護・管理にあたっている。5000m²の雑木林内に群生し、2月下旬から3月中旬になると、高さ約10cmの花茎の先に直径約2cmの5弁の白花を咲かせる。また、3月中旬になるとアズマイチゲも咲き、両花の競演が見られる。セツブンソウは、キンポウゲ科セツブンソウ属の多年草で、関東以西の石灰岩地域の広葉樹林帯に自生するが、近年その数が激減し、環境省レットリスト準絶滅危惧種NTに指定されている。近隣の自生地として栃木市の「星野の里」が知られている。

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