丹沢トレッキングクラブ

丹沢トレッキングクラブ”Tanzawa Trekking Club;TTC”は神奈川県厚木市を本拠地とし、神奈川県央地区の山好き成年男女が集う地域山岳同好会です。

◆西丹沢檜洞丸山行(2015.5.30(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

◆西丹沢檜洞丸山行(2015.5.30(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録 山行計画書

image022

2015.5.30(土)朝、メンバ8名が小田急線新松田駅前に集合。バス停には既に大勢の登山者が並んでいたが、幸い始発前の臨時バスに乗車でき、終点西丹沢自然教室までの1時間を座っていくことができた。シロヤシオが目当ての今回の山行。標高1601mの檜洞丸 の登山コ-スとしては最も楽で、シロヤシオが多くみられるツツジ新道を登った。それでも、累積標高差1100m、歩行距離5.2kmの急登が続く健脚コ-スで、頂上まで約3.5時間を要する。途中、富士山がよく見える展望園地で休憩中、パトロ-ル中の神奈川県警松田警察署山岳救助隊の方々に出合った。ゴールデンウィ-ク期間中に熊笹ノ峰の手前の急な下りで、男性登山者が滑落して死亡する事故が発生しているので、犬越路に下山する際は十分注意するようご指導いただいた。山岳救助隊のメンバの中に、2013.年11月の当クラブ主催安全登山教室に講師としてお招きして、西丹沢山域での山岳遭難事例等についてご講演戴いた山岳救助隊リ-ダのA警部補を見つけ、ご挨拶させていただいた。 お目当てのシロヤシオの白花はなく、下山途中でトウゴクミツバツツジの紫花に出合ったのみ。どうやら今年は、シロヤシオのはずれ年のうえ、数少ない白花も、このところの高温続きの陽気で、例年よりだいぶ早く咲いて、すでに散ってしまったようだ。檜洞丸頂上から犬越路に向かう丹沢主稜コ-スは、クサリ場や崩落個所も多く、丹沢有数の急坂の悪路であったが、要所要所に階段等が取り付けられて、きれいに整備されていた。滑落死亡事故発生個所と思われる場所には、固定ロ-プが張られ、注意喚起の赤い垂れ幕が設置されていた。実は我々TTCパーティも、ちょうど2年前のこの時期、ここから30分ほど下った大笄~小笄間の登山道で、新人メンバがバランスを崩して、左の東沢側に滑落。幸い4~5m下の樹木に引っかかってかすり傷程度のヒヤリハット事例だけで済み、事なきを得た。今回の山行の目的の一つは、この現場で原因究明を図って、今後の安全行動に資することにあった。現場は事故が起こりそうもない何の変哲もない場所であり、昼食後の気が緩みがちな魔の時間帯2:00pm頃で、注意力が散漫になって転倒・滑落したとしか考えられなかった。事故は注意力が緩みがちな何でもない場所で起こりがちであり、登山道を歩く際は、常に注意力を集中して行動することの重要性をあらためて確認し、安全登山を誓い合った。終日好天に恵まれ、富士山や南アルプスの展望を楽しみながら、8時間強の登山を無事終えて帰宅の途についた。

« »

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です