丹沢トレッキングクラブ

丹沢トレッキングクラブ”Tanzawa Trekking Club;TTC”は神奈川県厚木市を本拠地とし、神奈川県央地区の山好き成年男女が集う地域山岳同好会です。

◆飯豊連峰縦走(三国岳・飯豊本山・大日岳・北股岳)山行(2014.7.26(土)~29(火):3泊4日)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

◆飯豊連峰縦走(三国岳・飯豊本山・大日岳・北股岳)山行(2014.7.26(土)~29(火):3泊4日)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

 写真アルバム  山行記録  山行計画書

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2014年7月26日(土)~29日(火)の3泊4日行程で、メンバ11名にて、福島側の川入登山口から入山し、三国岳~飯豊本山~御西岳~大日岳~梅花皮小屋~北股岳~門内岳~梶川尾根を経て、山形県側の飯豊山荘に下山するという中高年にとって相当ハ-ドな飯豊連峰核心部縦走山行を敢行した。何しろ実施約2週間前に付近を通過した台風8号の大雨被害によって、入山口の磐越西線JR山都駅付近の線路が流され、川入に通じる県道385号線数カ所が崩落、当分復旧の見込みが立たないという。さらに、下山側の主要交通路であるJR米坂線(奥羽本線米沢駅~羽越本線坂町間)も、台風の被害で線路が寸断され、当面開通の見込みが立たないという困った事態に遭遇。そこで、あれこれ知恵を絞り、入山側は磐越西線喜多方駅から、タクシ-で国道459号線を迂回して県道358号線の道路崩落箇所まで入り、道路崩落個所の仮設歩道を歩いて渡り、その先は川入から迎えに来てもらった民宿の車に乗り替えて、何とかその日のうちに川入にたどり着くことができた。また、下山は飯豊山荘からタクシ-で、国道113号線を約50km超走って、小国町からJR羽越本線坂町駅に出て、新潟駅経由で、その日のうちに本厚木に帰着する交通ルート選択で、何とかこの困難を乗り切ることができた。
2日目の早朝、雨模様の中、川入先の栗ノ沢登山口を出発。蒸し暑い中、約5時間の急登を凌いで、福島・新潟・山形県境の三国岳に達すると眺望が一気に開け、お花畑が広がる尾根を登り、一気に飯豊本山小屋まで登りきる予定であった。しかし、切合小屋先から急激に風が強くなり、この先の行動は危険と判断し、急遽切合小屋泊りに変更。3日目、昨日届かなかった約2時間分の歩行を加えた梅花皮小屋までのロングコ-スを全員無事歩き通すため、最高峰「大日岳」ピストンを目指すメンバ7人と高山植物を楽しみながらゆったり行動したいメンバ4人の2パ-ティに分けて行動。この日も雲量が多く、飯豊本山や大日岳から大展望が得られなかったのは残念であったが、次々に現れる雪渓、飯豊本山から御西岳、大日岳、梅花皮岳の稜線に広がるお花畑等々、スケ-ルの大きい山容や景色に感激し通しであった。最終日は、北股岳・門内岳から梶川尾根を辿って、飯豊山荘に下山。最後の湯沢峰への標高差約50mの登り返しとそれに続くゴールの飯豊山荘までの標高差約620mの下りは、眼下に飯豊山荘の屋根が見えるのに、なかなか辿りつけない苦しい苦しい試練の下りであった。 今回の飯豊山縦走は北アルプスにも劣らない、スケ-ルの大きな山容と見事なお花畑や豊富な残雪に加え、川入民宿のご主人や切合小屋管理人等をはじめとする地元関係各位の心温まるご親切と心のこもったおもてなしに大変感激いたしました。ありがとうございました。

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