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ゆった〜り山行 木曽馬籠宿・妻籠宿・奈良井宿ウォ−キング 2019.11.17(日)-18(月);1泊2日 |
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◆11/17:馬籠宿から馬籠峠を越えて大妻籠までウォ−キング |
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小田原から新幹線、中央西線特急、バスを乗りついで、 3時間余を要して、10:20AMに馬籠に到着。早速名物白木屋の五平餅を味わう。 |
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馬籠宿のウォ−キングは恵那山を背にし、石畳の急な上り坂から始まる。紅葉シ−ズンの日曜日とあって、通りも店先も大勢の観光客で溢れかえっていた。 |
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馬籠一番の観光スポットである藤村記念館を見学。文豪藤村は明治5年、島崎家17代目当主の四男としてこの馬籠本陣で生まれ、8歳まで過ごした。この記念館には、5000点に及ぶ藤村ゆかりの資料が展示されている。 |
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約600m続く傾斜のきつい石畳の両側に往時の雰囲気を漂わせる家並みが並ぶが、明治と大正時代に2度の大火に遭い、現在の家は、それ以降、建てられたものだという。 |
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宿場外れの高札場跡(右上)の向かいの蕎麦処恵盛庵 (旧上但馬屋)に行列待ちし、早めの昼食。時間が少し早かったせいか、以外と短時間で昼食を済ますことができ、予定していた行動時間を短縮することができた。 |
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今秋収穫されたばかりの地元産のそば粉を使った手打ち蕎麦は、香り・歯ごたえとも十分。美味しい蕎麦に満腹・満足した。 |
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高札場から5分ほど登ると、まるで城跡のように石垣で築かれた展望台広場に着く。真っ正面に美濃の名山標高 2191mの恵那山がでっかく聳えて存在感を示す。 |
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宿場を抜け、馬籠峠に向かう旧中山道は、人家も途絶え、出会う旅人の姿も少なくなって、自然豊かな美しい里山歩きの道に変わる。 |
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所々にある休憩ストッポ。真っ赤なモミジに彩られた梨の木坂の水車塚は、正にそんな場所の一つ。 |
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見事に色づいた紅葉に彩られた十返舎一九の狂歌碑のある小公園には、四阿屋とトイレが有り、我々もここで小休止させてもらった。 |
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馬籠峠にほど近い峠集落。ここには峠を越えて物資を運搬する牛方が多く住んでいたという。登録文化財の今井家住宅を筆頭に江戸時代の古い住宅が点在している。 |
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峠集落の外れにある鎮守熊野神社門前で、色付き加減が微妙に変化して、見事なグラデ−ションのモミジの大樹に出会った。 |
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今回ウォ−キングの最高地点、標高801mの馬籠峠に到着。馬籠と妻籠は血縁・地縁で繋がった宿場町だったが、平成の大合併で、馬籠が岐阜県に越境編入されて以後、岐阜県と長野県を分ける県境の峠になった。 |
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峠から旧中山道を妻籠側に少し下った所に江戸時代から続く茶屋が一軒残る一石栃立場茶屋。現在も、週末を中心に峠を通るハイカ−に無料で湯茶を接待してくれる有り難い存在だ。 |
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江戸中期建築の茶屋の土間で、無料のお茶をいただきながらしばし休憩。数年前英国BBC-TVでサムライロ−ドとして紹介されて以来、欧米人に大人気となり、今では、この峠道を歩くハイカ−の8割は欧米人だという。 |
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茶店に隣接する一石栃白木改番所跡の広場。かって木曽には、尾張藩所領の御用林があり、中山道のこの地に木曽五木の伐採を厳重に監視する番所をおいた。、禁を破った者には、立木一本、首一つの厳罰を科したという。 |
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吉川英治著「宮本武蔵」に登場する男滝(左)・女滝(右)。武蔵はここで修行したという。木曽山中の男埵川の本流と支流が合流する地点に落差約20mの滝が並ぶように水しぶきを上げている。 |
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歩きはじめて5時間余、本日の宿泊地大妻籠民宿「つたむらや」に3:30pm到着。築約120年のこの地方特有の建築様式(卯建と出梁造り)の古民家で、妻籠宿の多くの建物とともに、国指定第一号の重要伝統的建造物の一つ。 |
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◆11/18:大妻籠から妻籠宿/奈良井宿内ウォ−キング |
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つたむらやの囲炉裏端で寛ぐひととき。今夜の宿泊客はTTC9人とオ−ストラリアから来た5人。かつて独身時代の秋篠宮様ご夫妻や、最近では300名山一筆書き登山中の田中陽希氏がこの宿に宿泊している。 |
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8:00AMに大妻籠を出発して妻籠宿に向かう途中、中山道の路傍や蘭川河畔等、所々に見事なモミジが現れ、メンバから一斉にきれい!の声が挙がった。 |
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観光客の姿がまばらな朝の妻籠宿の景観。「売らない/貸さない/壊さない」を原則とする住民・行政・学者連携の保存活動により、往時の建物と町並が保存され、日本最初の国の重要伝統的建築群に指定された。 |
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午前9時になると、お店が次々に開店。地元の和菓子処「澤田屋」に飛び込み、お目当ての美濃銘菓栗きんとんや市田柿で栗きんとんを包んだ新製品を買い求め、早速店先で試食。美味しかった。満足々々。 |
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妻籠宿観光スポットとして絶対外せないのが、脇本陣奥谷林家住宅を中心とする南木曾博物館だ。林家は藤村の有名な詩「初恋」の相手とされる藤村生家の隣家の幼なじみ大脇ゆふの嫁ぎ先でもある。 |
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現在の脇本陣奥谷林家住宅は、尾張藩による木曽五木伐採禁止が解かれた明治10年に総檜造りの豪勢な住宅として建設され、国の重要文化財に指定されている。林家から町に寄贈され、町営の博物館として有料公開中。 |
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南側の格子窓から土間に陽が射す幻想的な光景は、インスタ映すると大変人気だそうだ。これは午前9時半頃の景観だが、正午頃になると、囲炉裏端まで陽が射し込み、その景観は美しいの一語に尽きるという。 |
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脇本陣の斜め前に位置する妻籠宿本陣。本陣は藤村の母の生家で、藤村の兄弘助が養子に入って跡を継いだが、明治初期に取り壊されて、長い間更地だった。平成7年に元の場所に忠実に復元されたという。 |
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妻籠宿の江戸口にある高札場跡まで宿内を見学して、妻籠宿の見学ウォ−キングは終了。昼食には少々早いが、奈良井宿に列車移動する前に昼食を摂ることにした。 |
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昼食はやはり本場信州牛の朴葉焼きステ−キ。全員美味しくいただきました。 |
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昼食場所は馬籠宿では名の通った旅館「藤乙」の食事処。「私達、これを食べたのよ。」とメニュ−表を指さしてご満悦。 |
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奈良井宿に移動する中央西線の車窓から眺めた木曽谷の山肌を染め上げる全山紅葉の見事な景観に感動。とくに日光を浴びて黄金色に輝くカラマツの紅葉は圧巻だ。 |
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奈良井宿の滞在予定時間は約2時間半。最初に訪ねたのは、奈良井宿にわずかに残る旧中山道の杉並木。 |
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次に訪れたのは、江戸口はずれに祀られた二百地蔵尊。石像の風化具合いから見て、江戸時代初期以前から祀られてている相当古いもののようだ。 |
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観光客がぞろぞろ歩く奈良井宿のメインストリ−ト。奈良井千軒といわれ、約1kmにわたって人家が軒を連ね、木曽路11宿中では勿論、中山道有数の大宿だった。江戸時代にからの旅籠屋の建物等がまだ相当数残っている。 |
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街道のあちこちには、このような水飲み場が見られた。この付近は木曽漆器、曲物、お六櫛、木曽五木を使った木工品の一大産地で、宿内には木曽漆器等の木工品を販売するお店が沢山あった。 |
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奈良井宿に江戸時代から残る上問屋の建物。現在奈良井宿の資料館として有料公開されており、奈良井宿の歴史を学ぶのに最適な見学場所だ。明治天皇行幸の際、昼食膳を載せた檜のテ−ブル等が展示してある。 |
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奈良井川に架かる総檜造りの太鼓橋「木曽の大橋」。夕日に染まる紅葉の美しさは感動モノだ。この後、塩尻・八王子経由の列車で帰着。2日間とも天候に恵まれ、中身の濃い木曽路紅葉ウォ−キングが堪能できた。 |
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