念願の涸沢の紅葉を見ることができて感動しました。
by M.H
以前から松木渓谷と足尾銅山のことに興味があり山行を計画した。
深夜に銅親水公園に到着した時は誰もいなかったが、朝には車が大6台来ていた。釣り人のようだ。
案の定、朝の6時発では手遅れ。なにも釣れない。昼過ぎに引き返す釣り人が愚痴をこぼしていた。
「今日は先行パーティが多くて釣れない。帰るわ」と。しょうがない。日帰りパーティの行けないところで釣るしかないとテンバ予定の皇海沢を目指す。
写真の岩魚は皇海沢から。魚影も濃く入れ食い状態。焚火と酒、夕暮れ時の時間がまったりと流れていく。
翌日は皇海沢を詰めて不動沢のコル~皇海山~国境平~ニゴリ沢~銅親水公園。
皇海山から国境平が今回の核心かな。沢はロープも必要の無い初心者向きの所だが、皇海山と国境平とニゴリ沢の区間は読図が出来ないと危ないね。ニゴリ沢からの登りなら迷子にならないけど下りは力量が試されますよ(笑)。踏み跡と標識が中途半端にあるから困る。なまじないほうが読図に集中出来ていいのに。困ったもんだの登山道です。ちなみに今回はYMAPのGPSには助けられた。初めて使ったがこんな便利なものが無料とは驚き!。10mも歩けばルート違いがすぐ分かる。「スゲーナ~」と感心した。また、自分の読図の甘さを教えられた。(悔しいけど脱帽)
武尊沢
8月13日 やっと晴れた。1泊2日を日帰りに変更して武尊沢から山頂の武尊山に行ってきました。
12日土曜は畑仕事や太極拳などで汗を流し夜の7時に家を出た。
今夜の宿は湯檜曽駅、改装前の駅は風情があったが、今はコンクリートの建物に変わってしまった。残念!
武尊岩魚を釣りつつ入渓して一泊の予定だったが今回は登山道の所から入渓。天気は曇り、暑い!涼を求め滝つぼに肩まで浸かる。すずしい!
渓相は明るく、滑の連続。水量は少なくしょぼい。滝のグレード、遡行距離、藪の深さから初心~中級者向き。
沢の中に天場は無い。雨が降れば直ぐに増水し危険な状態になる。ゴルジュ内での雨は致命的だ。天候セーフ!ゴルジュを抜けたらパラパラと雨が。吐く息が白くなってきた。10℃以下になってきた。今度は寒い。!
藪漕ぎ30分程で稜線に出た。山頂までは10分程で着く。景色はゼロ。今度は暑い。ころころ変わる天気に嫌気がさす。
下山途中の鎖場に大量の血が。まだ新しい。避難小屋を通り越すとヘリの音が近づいてきた。先ほどの避難小屋付近でホバリングしている。なにか引き上げているようだ。下からは県警の救助隊が来た。話によると鎖場で落石に遭い負傷し救助に来たそうだ。ヘリが救助したと判ると脱兎のごとく駆け下りていった。早い流石。山岳救助隊!
2年前から計画していた栂海新道へ、遂に行って来ました。
自分の足で3000m近いピークから0mへ向けての山旅です。
とても思い出に残る旅となりました。
コース
7/14(晴れ):猿倉(7:35)→白馬尻(8:35)→岩室跡(9:50)→白馬岳頂上宿舎(11:20)
7/15(晴れ):白馬岳頂上宿舎(4:35)→白馬岳(5:08)→雪倉岳避難小屋(7:17)→雪倉岳(7:56)→水平道分岐(9:53)→朝日岳(11:10)→朝日小屋(12:15)
7/16(曇りのち暴風雨):朝日小屋(4:08)→朝日岳(4:51)→吹上のコル(5:31)→黒岩山(8:17)→サワガニ山(9:10)→栂海山荘(10:30)→菊石山(12:03)→白鳥小屋(13:33)
7/17(曇りのち晴れ):白鳥小屋(6:08)→坂田峠(7:30)→栂海新道登山口(10:03)→親不知の海(10:24)
当初は軽アイゼンを使用して雪渓、雪田を歩く予定でしたが朝日小屋の女将に確認したところ
今年は雪が多いので出来れば、8~10本のアイゼン+ピッケルを持参して欲しいとの事。
小心者の私としては素直に装備に追加した結果、ザックの重量が16Kgになってしまいました。
(テント泊の装備+食料4日分+水2L+雨具+防寒着+アイゼン+ピッケル)
でもアイゼン・ピッケルは持って行って正解でした!
安心して雪渓をトラバースしたり下降する事が出来ました。
今回のコースで思い出に残る景色は、吹上のコル先の樹林帯を抜けた先にある、八兵衛平から黒岩平にかけてです。
高所の湿原帯で水芭蕉や他の花が咲き、とても気持ち良く歩けました。
今回、栂海新道を歩いた感想は、静かで自然を感じる良い道だと思いました。
また同時に体力が必要な道だとも感じました。
水は道から外れ、自分で汲んで担ぎ上げて歩けなければならず、道は素直に尾根を辿っているので
海に向かい下っているのかと疑いたくなる程の急登を幾つも越して行きます。
しかし、その先に日本海が待っていると思うと自然と足取りも軽く歩けました。
日本海に出ると、その先には道は無く、まさしく旅の終わりを感じさてくれる風景でした。
今度、機会があったら日本海から白馬岳を目指そうかな~ なんて考えてもいます。