丹沢トレッキングクラブ

丹沢トレッキングクラブ”Tanzawa Trekking Club;TTC”は神奈川県厚木市を本拠地とし、神奈川県央地区の山好き成年男女が集う地域山岳同好会です。

◆旧碓氷峠-霧積温泉/アプト式鉄道遺構・富岡製糸場(2015.10.25(日)-26(月);1泊2日)の写真アルバム、実施記録、実施計画書を掲載。

◆旧碓氷峠-霧積温泉/アプト式鉄道遺構・富岡製糸場(2015.10.25(日)-26(月);1泊2日)の写真アルバム、実施記録、実施計画書を掲載。

写真アルバム 実施記録 実施計画書

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2015.10.25(日)朝、秋晴れの中、メンバ9名がハイエ-スに乗車して厚木市を出発。上信越道碓氷軽井沢ICから、旧軽井沢を抜けて旧碓氷峠へ。まず、紅葉に染まる碓氷峠展望台に立ち寄り、噴煙を盛んに上げる浅間山や奇岩連なる妙義山の大展望を楽しんだ。次は、碓氷峠の鎮守「熊野神社」に参拝。長野と群馬両県境に跨る石段を登ると、左側の長野県に熊野皇大神社、右側の群馬県に熊野神社の社が祀られており、両神社に参拝したあと、茶店に立ち寄り、碓氷峠の名物「力餅」で腹ごしらえをしてから、かって中山道の脇街道であった古の道を辿って、本日の目的地霧積温泉に向かった。旧中山道を右に分け、留夫山から鼻曲山に続く上信県境尾根の東斜面を3時間余歩いて、旧霧積温泉集落跡の駐車場に辿りつく。ここからは宿送迎車のお世話になり、現在霧積温泉で唯一営業中の金湯館に早めの宿入り。明治16年創業の金湯館は明治維新の立役者である勝海舟や伊藤博文、与謝野晶子・鉄幹、西条八十、近年では森村誠一等の多くの文人に愛された温泉宿として知られる。我々が案内された客室は、創業時に建築された総欅造りの本館2階の1号室/4部屋。かってこの部屋は伊藤博文が帝国憲法草案を起草するのに使った由緒ある部屋だそうだ。温泉は、湧き口から直接浴槽に引き入れた正真正銘の源泉かけ流し。少々温めの弱アルカリ性高濃度硫酸カルシウム塩泉で、肌に軟らかく、何時間でも浸かっていたくなるほど気持ちが良い。2日目は、碓氷峠アプト式鉄道遺構のウォ-キング。スタ-トは明治26年にアプト式鉄道が開通した軽井沢-横川間の中間地点「熊ノ平駅跡」。ここから横川間のアプト式鉄道線路跡の標高差250m/距離6kmの区間を10のトンネルと3つの橋梁で繋いだ「アプトの道」を3時間半かけて、ウォ-キングを楽しんだ。とくに見どころは、重要文化財指定の4連レンガ造ア-チ橋「第3橋梁」(通称めがね橋)と明治45年に我国で最初に電気機関車が走ったこの区間に直流1500Vの電力を供給した「丸山変電所跡」(重要文化財)。明治期の先人達が交通の難所碓氷峠に鉄道を建設した当時の苦労とその後の歴史的変遷をしっかり学ぶことができた。その後は、2014年6月に世界遺産に選定され、建物の多くが国宝に指定されている富岡製糸場を見学。明治維新後にいち早く、世界最大規模の官営製糸場を完成させ、日本の近代化に多大な貢献をなした富岡製糸場と明治期の生糸生産・輸出の歴史を学んだ。

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