丹沢トレッキングクラブ

丹沢トレッキングクラブ”Tanzawa Trekking Club;TTC”は神奈川県厚木市を本拠地とし、神奈川県央地区の山好き成年男女が集う地域山岳同好会です。

◆立山弥陀ヶ原・称名滝トレッキング/黒部峡谷トロッコ列車の旅(2015.8.5(水)~7(金);2泊3日)の写真アルバム、実施記録、実施計画書を掲載。

◆立山弥陀ヶ原・称名滝トレッキング/黒部峡谷トロッコ列車の旅(2015.8.5(水)~7(金);2泊3日)の写真アルバム、実施記録、実施計画書を掲載。

写真アルバム 実施記録 実施計画書

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2015.8.5(水)早朝、前夜横浜-桜木町間の架線事故により、町田-八王子間の横浜線のダイヤの乱れと遅延は必至との情報を得て、すぐさま出発時間を30分早め、JR相模線に迂回して八王子に向かう対応をしたおかげで、八王子発8:03のあずさ3号に間に合った。扇沢12:00発の臨時便トロリ-バスに乗車、地下ケ-ブルカ-・ロープウェイ・トロリ-バスと乗り継ぎ、これまでの最速記録となる所要時間1:24で、メンバ8名揃って室堂タ-ミナルに降り立つことができた。立山連峰の大展望を楽しみ、室堂平に競い合って咲く高山植物を愛でながら、今夜の宿「雷鳥荘」に向かった。みくりが池温泉から雷鳥荘に向かうと、活動が活発化している地獄谷から吹き上げる火山性ガスの臭いが鼻を突き、かつて付近の斜面を緑で覆っていたハイマツが無残にも枯死して褐色に変化してしまっていた。午後のひと時、雷鳥荘の濁湯にゆったり浸かり、暮れゆく立山連峰の大展望を心行くまで楽しんだ。
翌早朝、快晴の空のもと朝日に輝く立山連峰、奥大日岳・大日岳やみくりが池の水面に映る立山の景色を楽しみながら、室堂タ-ミナルに向かい、8;00発の一番バスに乗車して、大勢のハイカ-とともに弥陀ヶ原に降り立った。どこまでも広がる大草原と点在する池塘の中に続く木道を歩きながら、ワタスゲやキンコウカ、穂になってしまったチングルマ等の花々を愛でながら、追分までの弥陀ヶ原散策を終え、更に弘法を経由し、古の登山道「標高差約600mの『八郎坂』」を下って、称名滝までの歩行距離11.5km/累積標高差下り約1000m/歩行時間5:20/行動時間約7時間半の少々歩きがいのあるトレッキングを楽しんだ。左に大きく高く聳える薬師岳の雄姿を眺めながら、八郎坂の下りにかかると、轟音が響き渡り、目前に落差350mが4段になって流れ落ちる称名滝の最上段が現れる。高度を下げるにつれて移りゆく称名滝の景観を楽しみながら、想像以上に傾斜が急で、歩きにくい八郎坂を慎重に下り、ついに至近距離から全員初見参となる落差日本一の称名滝の落口至近の観瀑台に立って、そのスケ-ルの大きさに圧倒されながら感激に浸った。
その夜は、富山地鉄立山駅近くの宿で、炭酸水素イオン成分の濃い美人の湯につかって疲れを癒し、富山湾の海の幸に舌鼓を打った。翌日は、2時間半に及ぶ富山地鉄ロ-カル線の旅を堪能しながら宇奈月温泉に立ち寄り、欅平往復の黒部峡谷トロッコ列車の旅を楽しんだのち、北陸新幹線の初乗り体験をしつつ、大宮・新宿経由で帰宅の途についた。今回の旅では、3日間で都合21回も乗物の乗り換えがあり、手違いや乗り間違い・乗り遅れがないようにと、山を歩いている時より数倍気を遣った。

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