丹沢トレッキングクラブ

丹沢トレッキングクラブ”Tanzawa Trekking Club;TTC”は神奈川県厚木市を本拠地とし、神奈川県央地区の山好き成年男女が集う地域山岳同好会です。

活動

◆入笠山スノ-ハイキング(2017.2.11(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録 山行計画書

2017.2.11(土)朝、メンバ11名がハイエ-スに乗車して厚木市を出発。圏央道から中央道に入り、諏訪南ICに向かったが、前日に相当量の降雪があり、中央高速道路は大渋滞。登山口の富士見パノラマスキ-場のゴンドラ山麓駅に到着したのは、出発してから約5時間後の11:50amと計画より約1.5時間も遅れてしまった。幸いなことに本日のスノ-ハイキングは、ゴンドラ乗車時間を含めても、約5時間の短い行程であることから、日没前に余裕をもって下山できると判断して予定通り実施することにした。ゴンドラ頂上駅付近には、昨日からの新雪が20cmほど積もり、バ-ジンスノ-を踏んでのスノ-ハイキングが楽しめると一瞬心が躍ったが、しかし、すでに約60名の登山者が先行し、しっかりしたトレ-スが付けられてしまっており、お陰で大分歩きやすくなっていた。この時期、凍結して使用できないことが多い山彦荘脇の公衆トイレが、1個室のみだったが、使用可能で大いに助かった。登り着いた標高1955mの入笠山山頂からは、雲量が多くて、360度の大展望とは行かなかったが、八ヶ岳連峰、金峰山、茅ヶ岳、御坂山塊の展望を楽しむことができた。頂上は気温-10℃、風速~10m/sの寒風が吹き付け、長居できる状態ではなかったので、早々に頂上を後にし、尻セ-ドを楽しんだり、リ-ダからストックワ-クの実地トレ-ニングを受けたりしながら、往路を戻り、ゴンドラ山麓駅に4:00pmに戻ることができた。帰路につく前、日帰り温泉に立ち寄る計画になっていたが、帰路も交通渋滞で時間を要する恐れもあることから、温泉は割愛して帰路についた。しかし、帰路は渋滞することもなく、2時間弱で厚木市に帰着することができた。

 

◆矢倉岳山行(2017.2.4(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録 山行計画書

2017.2.4(土)朝、メンバ16名がマイカ4台に分乗して厚木市を出発。東名高速道大井松田ICから一般道を走り、矢倉岳と足柄峠の登山口となる南足柄市関本の地蔵堂駐車場に約1時間を要して到着。ここから山伏コ-スの樹林帯を登って主稜線に合流し、最後は標高差約170mの急登を凌ぐと、登山口から約2時間で、標高870mの矢倉岳山頂に到着。草原状の頂上からは、富士山をはじめ、愛鷹山、金時山、明神・明星岳、噴煙を上げる大涌谷と神山・駒ヶ岳等の箱根の山々の素晴らしい大展望が広がって見えた。今日の矢倉岳は快晴で風もなく、絶好の登山日よりだった。この好天に誘われてか、頂上は大勢の登山者で賑わっていたが、われわれ16名は、うどんを調理し、暖かいうどんを美味しくいただいた。下山は万葉公園から、万葉コ-スを地蔵堂駐車場に下り、約5時間半の日だまりハイキングを終えた。

 

 

◆藤沢七福神めぐり(2017.1.14(土);日帰り)の写真アルバム、実施記録、実施計画書を掲載。 

写真アルバム 実施記録 実施計画書

2017.1.14(土)朝、メンバ13名が藤沢駅前に集合し、正月恒例の七福神巡りに出発。相模七福神、秦野七福神に続いて、今年は江ノ島と藤沢市内に点在する4神社と4仏寺を回る藤沢七福神巡り。最初は江ノ島片瀬海岸にある日蓮宗の名刹「龍口寺」に祀られる知恵と勇気の守り神「毘沙門天」に参拝。山門脇で催されていた「どんど焼き」に参加させてもらい、竹の先につけた餅団子をたき火の火にかざし、無病息災・五穀豊穣を祈願した。2番目は、江ノ島弁天橋を渡って、江ノ島の守り神「江島神社」の商売と芸能の神「弁財天」に参拝。次は藤沢橋まで戻り、3番目となる真言宗「感応院」に祀られる長寿の神「寿老人」に参拝したのに続き、4番目となる北隣の「諏訪神社」に祀られる富貴と長寿の神「大黒天」に参拝。旧東海道の街道を挟んで隣接する時宗総本山「遊行寺」に立ち寄ってから、5番目となる旧東海道藤沢宿の本陣跡にほど近い、浄土宗「常光寺」に祀られる幸福・財宝・長寿の神「福禄寿」に参拝。続いて、小田急線藤沢本町駅近くに位置する源義経の御霊も祀る藤沢宿総鎮守「白旗神社」門前の回転寿司屋で昼食を兼ねての約50分の休憩をはさみ、6番目となる白旗神社の知恵と勇気の守り神「毘沙門天」を参拝。旧東海道を西に辿って、7番目となる引地川沿いの曹洞宗「養命寺」に祀られる不老長寿と無病息災の神「布袋」に参拝。最後は天照皇大神を祭神とす「皇大神宮」に祀られる商売繁盛の神「恵比寿」を参拝して、藤沢七福神巡りを完了した。8箇所すべての寺社で御朱印を押印した七福神巡りラリ-用紙を、藤沢駅前の湘南FUJISAWAコンシェルジュに持参し、100円を支払って記念の「開運干支暦手拭」をいただいてから解散した。穏やかな天候に恵まれた土曜日のこの日、七福神巡りで訪ねたどの寺社も、大勢の参拝客で賑わっていた。今回、8箇所の寺社を回るのに約6時間を要したが、そのうち、電車・バスに乗車しての4回の移動をはさみ、歩いたのは約3時間、歩行数は約20,000歩だった。

 

◆足和田山新年山行(2017.1.07(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録 山行計画書

2017.1.07(土)朝、メンバ14名がマイクロバスに乗車して厚木市を出発。東名高速道御殿場ICから東富士有料道路を、約1.5時間走って、登山口となる河口湖西岸の「道の駅かつやま」に到着。湖面が凍らんばかりの寒さに身震いしながら、人気のない道の駅前の広場でウォ-ムアップを済ませて出発。羽根子山、天神社、段和山と2時間強の緩急の上り下りを辿り、本コ-スの最高地点・標高1355mの足和田山頂上に到着。快晴の青空をバックに、大きくまぶしく輝く富士山の勇姿を仰ぎ、偉大で神々しい姿に感動しながら、早めの昼食を楽しんだ。次に到着した本コ-ス一番のビュ-ポイント三湖台の真新しい展望台に立ったメンバから、眼下に西湖、左手には青木ヶ原樹海と本栖湖、そして山並みの彼方に広がる白銀に輝く南アルプスの壮大なパノラマに、感激の歓声が上がった。この後、紅葉台を経て、紅葉台登山口に下山し、約5時間に及ぶ新春初登山を無事終了した。帰路、紅富士の湯に立ち寄ってから厚木市に戻り、恒例の新年会を催した。
当クラブの新春初登山は、富士山がよく見える山に登り、富士山を仰いで、安全登山を祈願するのが恒例になっており、昨年は越前岳、一昨年は石割山に登った。本山行を実施した1/7の富士五湖周辺や足和田山には、積雪は全く見られず、少々物足りないところもあったが、富士五湖地方は、翌日から大荒れの天候に見舞われ、1/9には、河口湖畔で約43cmと、1月の積雪としては数十年ぶりの大雪になった。新雪を踏んでの初登山は叶わなかったが、実施時期が少し後にずれていれば、実施できなかった可能性が高かった。今年はTTCにとってまずまず先き行きの良いスタ-トを切ることができた。

◆奥多摩日の出山・御岳山・大岳山忘年山行(2016.12.10(土)-11(日);1泊2日)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録 山行計画書

2016.12.10(土)-11(日)の1泊2日行程で、恒例のTTC忘年山行を奥多摩御岳山域で実施した。12/10朝、メンバ22名が青梅線日向和田駅に集合し、梅の公園から梅の木峠を経て日の出山に登り、宿泊先となる御岳山頂近くの御岳山荘に3:30pm過ぎに落ち着いた。今日は終日好天に恵まれ、筑波山や東京スカイツリ-、丹沢や奥多摩の山々を望みながらののどかな山歩きが楽しめた。この夜は、宿直行のメンバを加え、総勢23名で忘年の宴会を開催。TTCメンバ作詞作曲の「丹沢の四季」をはじめとする愛唱歌をメンバのハ-モニカ伴奏で合唱し、クイズやビンゴゲ-ムで大いに盛り上がり、大いに親交を深め合った。翌朝は、2パ-ティに分れ、14名は、大岳山から鋸岳を経て鋸尾根を奥多摩駅に下山する約7時間のハイキング。8名は、御岳裏参道コ-スを下って鳩ノ巣駅に下山することになった。大岳山組は、御岳神社で安全登山を祈願してから、大岳山に向かい、約2時間歩いて大岳山頂上に到着。富士山をはじめとする奥多摩の大展望を堪能しながら、早めのランチタイムを楽しんだ。この後、いくつかのピ-クを越えて、鋸岳山頂を踏み、ここから北に延びるクサリ場もある鋸尾根を約2時間下って、午後4時少し前に奥多摩駅に到着して解散。2016年最後となるTTC主催山行を無事終了することができた。いっぽう、下山コ-スタイム約2時間半の裏参道登山道から鳩ノ巣駅に向かった8名は、1時間ほど歩いて大楢峠まで下ったところで、この先の鳩ノ巣方面への登山道は工事中のため通行禁止の立て札と通行止めロ-プに遭遇。迂回ル-トとしての選択肢は、海沢林道に下って林道と車道を歩いて白丸駅に下山するか、標高760mの城山(通称鳩ノ巣城山)を越えて、標高約300mの鳩ノ巣駅に下山する2コ-ス。メンバに諮ったところ、林道歩きはつまらないので、山越えの方が良いとの意見でまとまった。城山越えコ-スは、登山者がほとんど入らないマイナ-なコ-スであり、地形図で確認するとかなり急勾配の上り下りである。覚悟を決めて城山コ-スに分け入ったが、思いのほか厳しいコ-スで、城山に辿り着く前に、正午を過ぎてしまい、各自持参の行動食や非常食を分け合って腹ごしらえをした。城山頂上直下の登りは思った以上の急登に四苦八苦。また、城山から鳩ノ巣駅への下山路の方も、落ち葉に埋まった急坂に悪戦苦闘。迂回ル-トに入ってから、約3時間を要し、2:20pmにようやく鳩ノ巣駅に到着できた。正規の裏参道登山道であれば、大楢峠から60~70分で下山できたはずのところ、2.5倍以上の時間を要してしまい、2016年の締めの山行にふさわしい?想定外のハ-ドな山歩きになってしまった。駅前の釜飯処で、健闘を称え合って、ビ-ルで乾杯し、遅い昼食を摂ってから帰途についた。

◆伊豆 城山・葛城山・(発端丈山)山行(2016.12.03(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録 山行計画書

2016.12.03(土)朝、メンバ9名が小田原駅に集合。東海道線・伊豆箱根鉄道を乗り継いで、城山の登山口である大仁駅で下車。狩野川左岸に岩壁を見せて聳え立つ城山に向かう。狩野川大橋を渡り、神島集落先の城山登山口から、城山南壁でロッククライミングに興ずるクライマ-を右手に見ながら約40分登り、城山山頂分岐の標識を確認して、さらに東に続く露岩の道を約17分ほど辿ると狭い城山山頂に達する。天気も上々で、雪を被った富士山と眼下を流れる狩野川の清流、箱根や伊豆の山々の素晴らしい眺望が得られた。この後、分岐の標識まで戻り、葛城山目指し、尾根を北西に約40分進むと、葛城山の分岐に到着する。この付近で最も標高が高い葛城山(452m)は、ここから東に直線距離で500~600m先にあり、登山道は北から西に回り込むようにつけられている。その上、分岐の標識には「鶯谷」との紛らわしい表記があり、登山道は登るどころか、道を間違ったのでは?と不安にるほど、どんどん下って行った先に葛城山登山口の標識がある。標高差にして約70m下ってからの葛城山頂上への急な登りは、思いのほか手ごわい。登り着いた頂上には、ロープウェイで登ってきた観光客で混雑していたが、紅葉に彩られた樹々と、富士山や駿河湾に浮かぶ淡島の景観をはじめとする360度の大パノラマが広がる中、少々遅めの昼食を楽しんだ。急斜面を下って、葛城山分岐に戻る途中、メンバの一人に足が攣るアクシデントが発生して、その対応に時間を要したこともあり、分岐に到着したのは、計画より30分以上遅い3:00pm直前。計画では、これから益山寺に立ち寄って、発端丈山を越え、西海岸の三津浜に下山する2時間の行程を残していた。益山寺への寄り道をカットしても、4:35pmの日没時刻までに三津浜に下山することは困難と判断。そこで、発端丈山に登るのはあきらめ、益山寺分岐から益山寺と反対側の北東方向に位置する長瀬ダムに約25分を要して下り、さらに林道を約25分歩いて長瀬バス停に、葛城山分岐からは約80分で下山できるエスケ-プル-トを利用して、日没20分前に無事下山。路線バス、伊豆箱根鉄道、東海道線を乗り継いで帰路についた。

◆羅漢寺山・昇仙峡ハイキング(2016.11.23(水/祝):日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録 山行計画書

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2016.11.23(祝)朝、メンバ8名がハイエ-スに乗車して厚木市を出発。相模湖ICから甲府昭和ICまで中央道を走り、昇仙峡の西側を北上して、御嶽集落の金桜神社に立ち寄って、鮮やかな朱色に化粧直しが済んだ神社に参拝し、トイレをお借りしてから、御嶽登山口で下車して、羅漢寺山に向かった。登山口から昇仙峡ロ-プウェイ頂上駅のあるパノラマ台までは、小型車が通行可能な林道が通っており、前回来たときは未舗装の砂利道だったが、今回は中程までアスファルト舗装の道路を歩くことになった。ロ-プウェイで上がってきた観光客が大勢いるパノラマ台に1時間10分を要して到着。一休みしてから羅漢寺山の最高峰弥三郎岳頂上を約50分を要して往復した。弥三郎岳頂上付近は、花崗岩が露出した急峻な岩山で、すこぶる展望が良い。天候が良ければ、富士山は勿論、白銀に輝く南アルプス連峰、奥秩父の盟主金峰山等々の名峰が望めるはずだが、今日は生憎の曇り空で、大半の名峰は雲に隠れて姿を現さなかった。それでも、近くの茅ヶ岳や金ヶ岳、曲岳、黒富士を筆頭に、山肌を赤や黄色に染めた太刀岡山が存在感を示し、眼下には青い水を湛えた荒川ダムと能泉湖が広がって見えた。昼食後、落葉を踏んで片道約30分の人気のない静かな尾根道を辿って、羅漢寺山のもう一つの主要なピ-ク白砂山頂上を訪ね、白い花崗岩を積み上げた弥三郎岳の雄姿や紅葉に染まる周りの山々の景色を心ゆくまで堪能した。下山は昇仙峡ロ-プウェイを利用して昇仙峡に降り立ち、仙娥滝、石門、覚円峰等の昇仙峡の名所や奇岩・奇石を巡り、紅葉に染まる渓谷を愛でながら、約4.2km先の長潭橋まで昇仙峡遊歩道を歩いて下った。この時期、紅葉の最盛期には少し遅いことから、美しい紅葉は期待していなかったが、昇仙峡遊歩道には、赤や黄色に見事に染まった紅葉を満載したモミジが多く残り、期待以上の見事なモミジに感動しながらの1.5時間余の渓谷ハイキングを楽しんだ。予想外の見事な紅葉に出会え、満足のうちに帰途についた。