丹沢トレッキングクラブ

丹沢トレッキングクラブ”Tanzawa Trekking Club;TTC”は神奈川県厚木市を本拠地とし、神奈川県央地区の山好き成年男女が集う地域山岳同好会です。

活動

◆長者ヶ岳・天子ヶ岳スノ-ハイキング(2015.1.31(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム  山行記録  山行計画書

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2015年1月31日(土)朝、メンバ11名がハイエ-スに乗り合わせて、冬晴れの登山日和の中、厚木市を出発。新東名新富士ICからR139号線を北上して、田貫湖畔の長者ヶ岳登山口に約2時間で到着。標高差700m弱の雪道を約2時間強登り、標高1356mの長者ヶ岳頂上に到着。大沢崩れの陰影が印象的な富士山を間近に眺めながらの至福のランチタイム。下界に田貫湖を眺め、反対側の西方向には、雪を戴いた南アルプスの峰々が競うように一列に並んで見えた。一旦鞍部まで下り天子ヶ岳に登り返すと、あとは白糸の滝近くの白山神社までの標高差800m強の急な約2時間の下り道には、アイゼンを着けて慎重に下った。
前日に降り積もった雪は、頂上付近の稜線でも20cm前後に過ぎなかったが、新雪を踏んでの歩行時間5時間/行動時間6時間20分のスノ-ハイキングを十分堪能して、満足のうちに帰宅の途についた。

◆早川・片瀬(石垣山/一夜城)ウォ-キング(2015.1.19(月);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

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2015年1月19日(月)朝、メンバ15名が、JR東海道線根府川駅に集合。冬晴れのもと、眼下に相模湾の大海原を望み、東に丹沢の山々、西に真鶴半島から伊豆半島、水平線の彼方に浮かぶ伊豆大島のダイナミックな景観を存分に楽しみながら、ミカン畑が続く丘陵の小径を登り、源頼朝が冶承4年(1180年)伊豆で挙兵し、この地で大敗した古戦場として名高い石橋山古戦場跡から、織田信長の小田原城攻めの際、豊臣秀吉が一夜にして標高241mの石垣山に城を築いて、豊臣方を大勝利に導いたとされる石垣山一夜城址を辿ってJR早川駅に下山する累積標高差約200m/歩行距離約12kmの陽だまりウォ-キングを楽しんだ。ポカポカ陽気の南斜面に、ロウバイが咲き、早咲きの紅梅が香り、デコボン、ポンカン、八朔等の春みかんがたわわに実る中、持参の甘酒を沸かして、熱々の甘酒で身体を温め、石垣山山頂付近にある有名シェフが経営するヨロイズカファ-ムに立ち寄ってケーキやパンとともに、コーヒ-ブレイクを楽しみ、お土産のみかんをバック一杯に詰め込み、朝より重くなったザックを背負って、満足のうちに帰路についた。

◆石割山新年山行(2015.1.10(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

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TTC新春初登山は富士山のよく見える山で実施するのが恒例である。2015年の新春初登山は、6年ぶりに山中湖北岸に位置する石割山に登り、富士山をお供に長池山までスノ-ハイキングし、北側の忍野花の都公園に下山する。下山後は、山中湖村営日帰り温泉「紅富士の湯」で汗を流し、個室をお借りしてささやかな新年会を催すというものである。
2015年1月10日(土)早朝、メンバ19名がマイクロバスに乗車して厚木市を出発。約2時間で山中湖東岸平野の石割山登山口に到着した。今年は期待に反して辺りに積雪は見られず、石割山林道を石割山登山口の階段下まで車でアクセスできたため、20分強の林道歩きが省略できた。凍結している箇所はあるものの登山道に雪はなく、持参したアイゼンをザックから出す機会もないまま終わった。途中参加メンバ全員で、石割神社のご神体である天戸岩の割れ石を潜って安全登山を祈願してから石割山頂上に立った。雪をしっかり戴いた富士山を左手に望みながら、約2時間半の山中湖北岸尾根歩きを存分に楽しんだ。これまで2003年と2009年の2回、石割山で新春初登山を実施したが、いずれも30~50cmの新雪を踏んでのスノ-ハイキングであったが、今年は好天で富士山の大展望に恵まれたものの、積雪がなく、少々物足りない初登山になった。下山後の「紅富士の湯」での新年会も和やかな雰囲気のもとで、大いに親交を深めあうことができた。

◆箱根神山忘年山行(2014.12.13(土)-14(日);1泊2日)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録 山行計画書

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2014.12.13(土)朝、集合場所の箱根強羅駅にメンバ23名が集合。ケ-ブルカ-とゴンドラを乗りついで、神山登山口の大湧谷に向かう。冷えた身体が温まるまでしっかりウォ-ミングアップしたのち、冬晴れの箱根外輪山の上に雪をしっかり戴いた富士山を眺めながら、箱根の主峰「神山」に向かった。途中立ち寄った冠ヶ岳頂上付近の立木は、一面霧氷に覆われ、幻想の世界を堪能した。到着した神山頂上は気温-5℃。寒風を避け、寒さに震えながら昼食を摂った。下山は、駒ヶ岳との鞍部「坊ヶ沢分岐」まで下り、神山の北側を迂回して、大湧谷まで戻った。この冬、何度か強力な寒気が日本列島を覆い、各地に大雪を降らせ、丹沢の主稜にも雪を積もらせていたが、箱根の山まではまだ届いていなかった。
宿直行組4名を加えたメンバ27名が、箱根強羅温泉宿に集合して、夕方から恒例の忘年宴会を開催。今回の参加メンバの中に、腕に覚えのあるバイオリン、フル-ト、キーボ-ド奏者がそろっており、これらの方々の熱演によるライブコンサ-トを楽しんだ後、恒例のゲームや余興に大いに盛りあがり、心行くまで親睦を深めあった。翌日は、12月例会を開催したのち、希望者19名で、千尋ノ滝から浅間山へと陽だまりハイキングを楽しんでから帰途についた。

◆鎌倉アルプスハイキング(2014.12.6(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

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2014年12月6日(土)朝、メンバ9名がJR北鎌倉駅に集合。初冬の好天のもと、建長寺から半蔵坊、大平山、天園と、鎌倉市街や相模湾の先に白銀に輝く富士山の展望を楽しみながらの尾根歩きを楽しむ。ハイカ-で混雑していて、昼食場所が確保できるかどうか心配したが、予定通り天園の峠の茶屋で昼食を摂ることができた。これから鎌倉アルプスの尾根通しに瑞泉寺に向かう予定であったが、メンバから鎌倉有数の紅葉の名所「獅子舞」に立ち寄ってはとの提案があり、メンバに諮って、急遽コ-スを変更した。獅子舞の紅葉は、評判にたがわず、見ごろを迎えたモミジ葉が真っ赤に染めあがり、真っ赤なモミジ葉を通して射す光線で、メンバの顔が赤く染まって見えた。紅葉を堪能した後、瑞泉寺の庭園を鑑賞し、鎌倉宮を経て、鎌倉八満宮に向かった。ここから、小町通りを散策しながらJR鎌倉駅まで歩いて、そこで解散予定であったが、何しろ鎌倉の街中は人人人の波・・・・止む無く八幡宮で解散、以後自由行動とした。

 

◆上州妙義山お中道ハイキング(2014.11.22(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム  山行記録  山行計画書

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2014年11月22日(土)朝、秋晴れの中、メンバ18名がマイクロバスに乗車して厚木市を出発。圏央道/関越道/上信越高速道路を松井田妙義ICまで走り、登山口の妙義自然休養林駐車場に3時間弱で到着。表妙義から南東にのびる金鶏山の尾根を越える「七曲り」の急坂を登って、一本杉・石門入口を経て、第1石門を潜ると、「カニのこてしらべ」、「カニのよこばい」、「たてわり」、「つるべおとし」、「かたてさがり」と、第4石門前の石門広場まで、次々と変化のある岩場と鎖場が現れて、大いにスリルを楽しませてくれた。大砲岩の奇岩を右に見ながら通過し、表妙義東岳の大岩壁直下につけられた岩庇のトラバ-ス道を抜けて、岩稜につけられた約170段の鉄製階段を下り、紅葉の美しい雑木林を進むとほどなくあずまやに到着し、それまでの緊張から解放されてランチを楽しんだ。大体この辺りまでが表妙義お中道の核心部。ここからゴ-ルの妙義神社までは、これまでと打って変わって穏やかな落葉樹林のトレ-ルとなり、森林浴を存分に楽しんだ。「道の駅みょうぎ」でマイクロバスに乗車し、近くの日帰り温泉施設「妙義ふれあいプラザ」で汗を流してから帰途についた。当クラブでは、これまで桜咲く時季と紅葉の時季の2度、このお中道ハイキングを実施してきたが、いずれも、今回と逆コ-スの妙義神社をスタ-トして石門をゴ-ルとするコ-スだった。どちらのコースどりのほうがよかったものか?

◆大山街道Walking②《二子玉川-青葉台》(2014.10.25(土);日帰り)の写真アルバム、実施記録、計画書を掲載。

写真アルバム 実施記録  計画書

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当クラブの2014年度目玉企画の一つとして、江戸時代に大流行した大山詣に利用された大山街道、すなわち、江戸赤坂御門を出発して伊勢原大山阿夫利神社(石尊社)に至る約17里の古道跡を5回に分けて歩き繋げようという計画。10/25(土)に、その第2回目として、二子玉川~青葉台まで約17kmの旧大山街道をwalkingした。メンバ11名が、多摩川東岸の二子玉川駅前に集合。多摩川を渡り、往時の名所旧跡を訪ねながら二子新地~溝の口~梶ヶ谷~鷺沼~荏田~青葉台まで、さわやかな秋空のもと、約7時間のwalkingを楽しんだ。
なお、本計画は6/28(土)実施で計画されていたが、雨天で中止。その後、暑い夏季を避け、市街地のwalkingであっても快適に実施できるこの時期まで延期して催行した。なお、本年度中に残り3回も順次実施予定である。

 

◆塩原渓谷・新湯富士・大沼園地ハイキング(2014.10.30(木)~31(金):1泊2日)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

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2014年10月30日(金)朝、メンバ12名がハイエ-スに乗車して厚木市を出発。東名・首都高・東北道を走り、西那須野・塩原ICから、紅葉真っ盛りの塩原もみじラインに入り、新湯富士の登山口となる新湯温泉神社前に4時間半を要して到着。全山紅葉染まる標高1184mの新湯富士山頂までの標高差約250mを、紅葉を愛でながら80分かけてののんびり登りを楽しんだ。下山には大沼園地を経由する1時間強のコースを採った。この夜は,塩原温泉の名湯に浸かり、アルコ-ル飲み放題付バイキングの夕食を堪能した後、部屋に戻って、CLとドライバのハーモニカ伴奏による歌声喫茶を心行くまで楽しんだ。翌日は、箒川に沿って滝と渓谷美が続く塩原渓谷遊歩道を約5時間ぶらぶら歩き、紅葉真っ盛りの塩原渓谷の渓谷美を十二分に堪能しきって帰路についた。
本山行は昨年同時期に計画したが、台風接近によって中止になり、本年あらためて計画・催行したもの。2日間とも天候に恵まれ、塩原渓谷の紅葉と渓谷の美しさを心行くまで堪能できた。今回参加したメンバにドライバを加えた13名中、男性メンバは本計画を立案し、チ-フリ-ダを務めたK氏ただ一人のみ。多くのきれいどころ?に囲まれてまんざらでもなかったとはご本人の弁。

◆大菩薩嶺・峠山行(2014.10.11(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

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2014年10月11日(土)朝、メンバ12名にてハイエ-スに乗車して厚木市を出発。中央高速道勝沼ICで下車し、上日川林道を北上して、登山口となる上日川峠に、3時間要して9:30AMに無事到着。福ちゃん荘から、山肌が幾分紅葉に染まりだした唐松尾根の急坂を約1時間登って標高約2000mの雷岩に到着。ここから約10分の大菩薩山塊の最高地点2057m「大菩薩嶺」の頂上を踏んでから、好展望の露岩の小ピ-ク「雷岩」まで戻り、富士山の大展望を存分に楽しみながらの至福のランチタイム。やや霞みがかかった空に、モノト-ンの富士山が大きく存在感を示していた。360度の大展望を楽しみながら大菩薩峠までの稜線漫歩を堪能し、出発点の上日川峠に戻った。帰路、林道途中にある日帰り温泉施設「天目山温泉」に立ち寄り、高アルカリ温泉につかって、お肌すべすべにしてから帰路についた。
未開通だった圏央道「相模原愛川~高尾山」が本年6/28に開通し、東名高速道~中央高速道~関越高速道が圏央道でつながり、厚木市から武甲上信越方面への交通アクセスが大変便利になった。これまで、中央高速道路を利用する際は、厚木市から一般道を約70分走って、相模湖ICから高速道路に入っていた。しかし、東名厚木ICから新開通の圏央道を利用すれば、約40分の時間短縮が図れるはずであるが、行楽シ-ズンの週末は、往路/復路とも、八王子JCT付近で事前想定をはるかに超える大渋滞が発生して、思わぬ時間を要してしまっているようだ。今回も、往路のアクセスに圏央道を利用してみたが、一般道を利用しての相模湖ICアクセスより、約20分も余分に時間を要してしまった。

 

◆百蔵山・扇山山行(2014.9.27(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム  山行記録  山行計画書


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2014.9.27(土)メンバ11名が町田駅に集合。登山口となるJR中央線猿橋駅から路線バスに乗車して、標高447mの百蔵山登山口に。樹林帯の中の約1時間半の急登を凌いで、標高1003mの百蔵山山頂に到着。一旦宮谷分岐まで標高差約200mの急坂を下ったのち、標高1109mの大久保山、更にその先の扇山(1138m)へと、約3時間の尾根歩き。下山は、一旦大久保山まで戻り、南に約1時間下って、梨ノ木平登山口に下山し、タクシ-でJR中央線鳥沢駅に戻るという山梨百名山2座を繋ぐ行動時間約6時間のハイキングを楽しんだ。終日好天に恵まれ、山頂からは美しい富士山を望むことができた。ちなみに、百蔵山は、大月市制定「秀麗富嶽十二景」の七番頂上、扇山は同六番頂上に選定されている富士山眺望の名所である。TTC主催山行として本コ-スを歩いたのは、2003年冬のスノ-ハイキング以来11.5年ぶり。この間、何度か計画したが、雨でお流れになり、久しぶりの扇山再訪だった。
我々が百蔵山・扇山ハイキングを楽しんでいたこの日、木曽御嶽山の噴火により、御嶽山登山を楽しまれていた多くの同好の方々が犠牲になられたとの訃報に接し、大きな衝撃を受けました。普段から安全登山最優先の行動指針の元、活動しているはずの当クラブとしても、もう一度安全登山の基本に立ち返って行動指針を根本から見直す必要があると痛感しております。今回の大惨事によりかけがえのない尊い命を亡くされた多くに方々に対し、心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に心から哀悼の意を表します。