丹沢トレッキングクラブ

丹沢トレッキングクラブ”Tanzawa Trekking Club;TTC”は神奈川県厚木市を本拠地とし、神奈川県央地区の山好き成年男女が集う地域山岳同好会です。

活動

◆北ア燕岳山行(2015.5.1(金)-2(土);1泊2日)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録 山行計画書

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2015.5.1(土)夜明け前にメンバ11名がマイカ-2台に分乗して厚木市を出発。安曇野市のタクシ-会社営業所でタクシ-に乗り替え、登山口となる中房温泉に所要時間約4時間半で到着。標高1455mの登山口には積雪はなく、8:50am、気温22℃の初夏の陽気の中、燕山荘に向かって出発。登り始めて約2時間、標高2020mの第3ベンチ付近まで登ると、残雪が目立ち始め、更に200m強標高を稼いで、富士見ベンチまで登って、積雪が約20cmになったところでアイゼンを装着。標高2380mの合戦小屋まで登り着くと、積雪が約70cmまで増えたが、気温10℃の無風快晴の中、白銀に輝く北アルプスの山々の大展望を楽しみながら、3:20pmに燕山荘に無事到着。無風快晴で予定より約1時間早く到着したことから、明朝ピストン予定の燕岳頂上へ。残雪をたっぷりまとった槍ヶ岳、穂高連峰から白馬岳に至る北アルプスの主要な峰々の大パノラマを心ゆくまで堪能した。 翌朝4:54am、気温2℃、荘厳なご来光を迎えた のち、高峰に朝日が射して、山肌が赤く染まる見事な景観を堪能してから下山にかかった。登山口から少し下った有明荘の檜風呂の温泉に浸かって帰途についた。
2日間とも無風快晴で、2700mの稜線でも気温10℃の初夏の天気で、これ以上ない好天に恵まれた。燕山荘の御主人赤沼さん のコメントにあったように、この天気はむしろ異常気象。通常の5月連休時期の北アルプス稜線は、朝夕の気温は零下が当たり前。ひとたび天候が崩れると、真冬に近い極寒の世界に変わり、毎年のように多くの遭難事故が発生しているので、くれぐれも甘く見てはいけないと、あらためて気を引き締めた。

◆箱根明神ヶ岳・明星ヶ岳山行(2015.5.02(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録 山行計画書

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2015.5.02(土)朝、メンバ5名が小田原駅に集合。伊豆箱根鉄道大雄山線、路線バスを乗り継いで登山口の最乗寺(道了尊)へ。本堂で安全登山を祈願したのち登山開始。標高1169mの明神ヶ岳山頂まで、標高差880mを約3時間を要して登り着き、富士山をはじめとする360度の大展望を堪能しながら、至福のランチタイムを楽しんだ。白い冠を戴いた富士山、盛んに噴気を上げる大涌谷を懐く箱根の主峰神山、眼下に仙石原と芦ノ湖の景観、金時山、丹沢の山々等の大展望を楽しみながら山桜咲く明星ヶ岳へ。その先は箱根竹の薮に覆われて、ほとんど展望がきかない中、浦島草や草ボケ等の花々に慰められながら、塔ノ峰を越えて、ゴール地点の箱根湯本に無事下山。ここまで歩行時間6:20/行動時間8:00と、なかなか侮れないロングコ-ス。五月晴れの中、大展望を楽しみながら、いい汗をたっぷりかき、心身ともに充実した一日だった。
道了尊~明神ヶ岳~明星ヶ岳~宮城野は、当クラブの馴染みのコースで、これまで相当回数実施しているが、塔ノ峰を越えて箱根湯本に下山したのは今回が初めて。過去に実施した仙石原~乙女峠~金時山~明神ヶ岳~宮城野コ-スにほぼ匹敵する歩き応えのあるコ-スであった。

◆丹沢山開き・塔ノ岳登山(2015.4.19(日);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム 山行記録 山行計画書

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2015.4.19(日)朝、メンバ10名が丹沢山開きセレモニ-の会場となる秦野戸川公園に集合。大太鼓の演奏後に始まった山開き式では、30台のアルプホルンの演奏にはじまり、100人編成の混成合唱隊による「丹沢賛歌」の歌声がこだました。続く開山式では、登山隊長が門扉を大きな金色の鍵で開け、山伏と登山隊長を先頭に、大太鼓のリズムに鼓舞されながら、大倉高原山の家までややハイペ-スでの約1時間の団体登山。これ以降は、普段のTTC歩行ペ-スに戻し、長い大倉尾根を標高1491mの塔ノ岳頂上まで登った。登り着いた頂上は、生憎の曇り空の上、風が冷たく、大勢の登山者であふれかえっていたので、TTCメンバの大半は、尊仏山荘内で休ませてもらい、温かい飲み物で身体を温めながら昼食を摂った。登山隊長から開山式の大鍵をお借りして記念写真を撮影してから、往路を約3時間強かけてゆっくり下山。それでも計画より40分早い、日の入り1時間前の5:20PMに大倉登山口に全員無事到着。TTC主催山行として今回初参加となった、地元丹沢山開き式への参列と塔ノ岳登山を体験し、大勢の山仲間とともに、山に登る喜びと感動を分かち合えたのは何よりの収穫であった。

◆高尾さくら保存林観桜ウォ-キング&多摩陵・武蔵陵参拝(2015.4.15(水);日帰り)の写真アルバム、実施記録、実施計画書を掲載。

写真アルバム 実施記録 実施計画書

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2015.4.15(水)朝、メンバ13名がJR高尾駅北口に集合。八王子城主北条氏照と武田信玄が激闘を繰り広げたという廿里古戦場跡の坂を登って、多摩森林科学園内に広がるさくら保存林へ。この保存林には、沖縄から北海道の日本全国のサクラ約600系統/約1300本が植栽・保全されており、2月下旬~5月下旬にかけて次々に開花する。今回は、4月中旬に見ごろを迎える遅咲きのヤマザクラ・オオシマザクラ交配系の桜を目当てにこの時期に設定した。さくら林に入ると、まず夫婦坂の急坂を登り、中通り、見返り通り、関山ベンチで少々早めのランチタイム。その後、遠見通りから柳沢林道のコースを歩き、2時間強のさくら保存林walkingを堪能した。とくに、御室仁和寺に仕えた京都の著名な庭師、佐野籐右衛門の14代~16代当主の尽力により、全国から収集された栽培品種や名桜が多く収集保存され、そのクロ-ン桜が数多く植栽されている。満開の花を咲かせていた京都名桜は、高台寺桜、青蓮寺駒繋、市原虎の尾、御室有明、大沢桜、大覚寺桜、平野神社寝覚、仁和寺御室桜、鞍馬本社、御所左近の桜、祇王寺祇女桜、貴船雲珠、御所御車返、平野神社手弱女等々。更に遅咲きで黄緑色の八重咲の御衣黄は、数輪開き始めたところだった。
その後、右隣にある御陵の参拝に向かった。正門を入ると、北山大杉並木が続く玉砂利の参道の奥から、多摩陵(大正天皇陵)、多摩東陵(同皇后陵)、武蔵陵(昭和天皇陵)、武蔵東陵(同皇后陵)と順番に参拝した。明日午前中、パラオ慰霊訪問を終えた天皇皇后両陛下が、武蔵陵・同東陵を参拝され、ご両親に慰霊訪問のご報告をされるという。御陵内にテントが張られ、TV中継に向けた準備で忙しそうだった。帰路は南浅川の両岸に続く桜並木の遊歩道を、正面に新緑の高尾山を眺めながら、ブラブラ歩きして、JR高尾駅に戻り、4時間強のウォ-キングを終了した。当日の天気は、寒気の南下により、夕立、突風、雷、雹と大荒になる確率が高いとの予報の中での実施。予報は見事に外れ、ほんの少しの間小雨がパラついた時はあったが、終日爽やかな天候のもとで、素晴らしい観桜ウォ-キングを楽しむことができた。

◆筑波山登山(2015.3.28(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

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2015年3月28日(土)朝、メンバ11名が14人乗りハイエ-スに乗車して厚木市を出発。東名高速道、首都高速道、常磐高速道を順調に走り、土浦北ICから、登山口となる筑波神社前に3時間余りで到着。3/7に中央環状線大橋ジャンクション-湾岸道大井区間が開通したことにより、都心部の首都高速道路の渋滞が大幅に緩和された。とくに渋滞が激しかった朝夕のラッシュ時に都心の首都高速道を経由しての常磐道や東北道方面への往路・復路のアクセス時間が格段に短縮されたのは有難い。
筑波神社で安全登山を祈願したのち、ケーブルカ-に沿ってつけられた登山道をウグイスの声を楽しみながら、約1時間半登って、双耳峰の鞍部にあたる御幸ヶ原に登り着き、ランチタイムとした。朝方は曇天で眺望が思わしくなかったが、やがて青空が広がり日差しが強くなってきた。昼食後、まず男体山に登り、続いて最高峰の女体山に登った。春霞がかかってはいたが、頂上からは広大な関東平野の景色が広がり、360度の大展望を存分に楽しんだ。下山は、弁慶の七戻等の奇岩の間を抜け、ハイエ-スの待つつつじヶ丘に下山し、約5時間に及ぶ日本百名山登山を堪能することができた。

本山行をもって、2014年度のTTC主催が終了した。本年度は49件の山行が計画されたが、悪天候等により例年の倍近い17件が中止になり、実施できた山行は32件、うち実施宿泊山行は計画の半分の9件に留まった。32件の山行に参加した延べメンバ数は382人で、メンバ1人当たりの平均参加回数は7.5回/年と、例年に比べ少し寂しい実績値になった。

◆三浦アルプス山行(2015.3.21(土9:日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

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2015.3.21(土)朝、メンバ17名がJR逗子駅に集合。路線バスに乗って、三浦半島の西岸を南下し、三浦アルプスの登山口となる風早橋バス停で下車。20分弱の登りで、最初のピ-ク標高118mの仙元山へ、お目当ての相模湾越しに浮かぶ富士山の景色は、あいにくの曇天で叶わなかった。ここからは、アップダウンが連続する急傾斜の狭いトレイルが延々と続く。数日前に降った雨で道がぬかるみ、笹薮のツルツル坂を緊張しながら下る場面も。標高202mの本コ-ス最高地点乳頭山まで登り着くと、今度は東側に横須賀港とその先に東京湾の絶景が広がる。すぐ先の田村梅林まで下りると、やっと手入れのよく行き届いたコ-スになった。ここまでなんとか我慢してきた鉛色の空からとうとう雨粒が落ちてきた。雨傘を片手に、咲き残った紅梅を愛でながらゴ-ルのJR田浦駅に急いだ。本計画は、昨年3月に計画されたが雨天中止になり、1年後のこの日の実施になった。このハイキングコ-スは、地元横須賀市と葉山町の山岳愛好グル-プのボランティアによって最初にトレイルが付けられ、それ以降、地元の皆さんのご努力によって登山道の手入れや道標の設置・補修等が続けられ現在に至っているという。低山ながらアルプスの名前が付けられているだけあって、なかなか侮りがたい登り甲斐のあるコースで、十分楽しませていただいた。登山道の維持管理に努力戴いている地元関係各位に感謝々々である。

◆大山街道ウォ-キング⑤《大山ケ-ブルバス停ー大山山頂往復》(2015.3.15(日);日帰り)の写真アルバム、実施記録、実施計画書を掲載。

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東京赤坂御門を5/5に出発し、約80kmの道程の旧大山街道を歩き繋いで、大山詣の最終目的地「標高1252mの大山頂上」に登り、大山阿夫利神社本社に参拝するとうい最大のイベントを迎える第5回目/最終回。
3/15(日)朝、メンバ6名が小田急線伊勢原駅に集合。路線バスに乗車し、前回ウォ-キングのゴール地点であり、今も江戸時代から続く宿坊が立ち並ぶ大山集落の中心「大山ケーブルバス停」に向かう。売店や宿坊が両側に並ぶ石段を登り、大山登山道の出発点となる追分社から、女坂を登り、不動明王を奉る大山寺に参拝し、阿夫利神社下社を経て大山山頂に。大山詣の最終目的地「阿夫利神社本社」と奥の院にお参りし、念願の大山詣を果たした。大山集落まで往路を下山すると、この日はちょうど「大山豆腐祭」のイベント開催日で、無料でふるまわれる湯豆腐を目当てに大勢の観光客であふれていた。我々は、数十軒ある宿坊の中で最も由緒ある東学坊に立ち寄り、風呂で汗を流し、豆腐懐石料理を味わいながら、5回の道程を振り返りかえりつつ、感激を分かち合って、打ち上げ式とした。因みに、全行程を歩き通したメンバはリーダを含めて4名であった。
◆5回に分けて実施した「大山街道を歩く」の実施記録を要約すると;
・第1回:5/5実施(赤坂御門-二子玉川/14.8km)参加15名、歩行時間5:04/行動時間7:33。
・第2回:10/25実施(二子玉川-青葉台/16.2km)参加11名、歩行時間4:57/行動時間7:19。
・第3回:1/24実施(青葉台-海老名/19.5km)参加8名、歩行時間5:57/行動時間8:48。
・第4回:2/28実施(海老名-大山ケーブルバス停/23.8km)参加9名、歩行時間6:19/行動時間8:15。
・第5回:3/15実施(大山ケーブルバス停-大山山頂往復/7.6km)参加6名、歩行時間5:10/行動時間6:09。
●1回~5回までの総計:総歩行距離81.9km、延べ歩行時間27時間27分/延べ行動時間38時間04分。
江戸時代に盛んに行われた大山詣では、私達が5日かけて歩いたこの道程を往路2泊3日で歩いたと言う。当時の江戸庶民の方々は、現代人よりはるかに健脚揃いだったようだ。

 

 

 

◆大山街道ウォ-キング④《海老名-大山ケ-ブルバス停》(2015.2.28(土);日帰り)の写真アルバム、実施記録、実施計画書を掲載。

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2015年2月28日朝、メンバ9名が前回のゴ-ル地点「海老名駅前」に集合。冬晴れのもと、海老名氏霊堂に立ち寄ってから、相模川の土手を歩いて、厚木の渡し跡に立ち寄り、今回の最終目的地「大山山頂」を仰ぎ見ながら、TTCのフランチャイズ厚木宿へ。和菓子の老舗名物「桜まんじゅう」に舌鼓を打ちながら、愛甲石田で昼食を摂ったのち、糟屋宿跡、高部屋神社、太田道灌首塚、咳止地蔵、太田道灌墓の旧跡を巡り、矢倉沢往還との分岐となる石倉交差点を経て、相模三宮「比々多神社」に到着して一休み。ここからさらに歩みを進め、大山阿夫利神社社務所を経て、本日の目的地「大山ケ-ブルバス停」に午後4時5分前に無事到着。本日の行程は、歩行時間6:19/行動時間8:15を要した。
第3回と今回の第4回で頑張って歩いて、当初計画より、少しづつ行程を前倒しできたので、次回最終回は、大山の登山口「大山ケ-ブルバス停」から大山頂上に登り、出発点の大山ケ-ブルバス停まで戻る、おなじみの大山登山コ-スを残すのみとなった。大山街道を歩くシリ-ズ最終回⑤は、次週3/7(土)に実施する予定。好天の中、これまで行程をともにしてきた9人のメンバ全員揃って、頂上を踏みたいものだ。

◆東丹沢仏果山・高取山スノ-ハイキング(2015.2.14(土);日帰り)の写真アルバム、山行記録、山行計画書を掲載。

写真アルバム  山行記録  山行計画書

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2015.2.14(土)朝、メンバ13名が、コースのスタ-ト地点である愛川町ふれあいセンタ-に集合。標高747mの仏果山に向かった。1/30に降った雪がまだしっかりと残っていたため、下山するまでアイゼンを装着しての心地よいスノ-ハイキングが楽しめた。仏果山頂上直下の凍りついた鎖場を慎重に通過して高取山頂上に向かった。昼時を迎えた高取山山頂に陣取り、持参のコンロと鍋を取り出して熱々のウドンを作り、メンバの一品持ち寄りの料理を広げて、至福のランチタイムを楽しんだ。終日冬晴れの好天に恵まれ、東方には東京都心の高層ビル群・東京スカイツリ-、横浜ランドマ-クタワ-、南方には相模湾に浮かぶ江の島や伊豆大島、西~北方には、雪を被った盟主「蛭ヶ岳」を中心に競いあう丹沢山塊の山々に続いて、大菩薩や奥多摩・奥秩父の峰々。足下には、愛川や津久井の町並み、満々と水をたたえて光る宮ケ瀬湖と、何も遮るものがないまさに360度の大展望を心行くまで堪能した。
なお、本山行は昨年の同時季にも計画したが、2月中旬の2度にわたる積雪50cmを越える大雪に阻まれ、長期間、登山口までアクセスするのも困難な状況に見舞われて、止む無く断念した計画を、1年後のこの時期に再催行したものである。

◆大山街道ウォ-キング③(青葉台-海老名)の写真アルバム、実施記録、計画書を掲載。

写真アルバム  実施記録  計画書

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11/29(土)実施で計画した大山街道ウォ-キングシリ-ズ全5回の3回目の[青葉台-さがみ野]は、またまた雨天中止。年越し後の1/24(土)に再実施した。参加メンバ8名が、前回のゴ-ル地点「東急田園都市線青葉台駅」に集合。あいにく曇天で寒い一日であったが、大山街道の旧跡を訪ねて、神鳥前川神社、長津田宿、すずかけ台馬の背、五貫目道祖神、下鶴間ふるさと館を経て、本日のゴ-ル予定地点「さがみ野」に午後2時に到着した。時刻もまだ早く、メンバもまだ歩き足りない様子。全員の賛同を得て、第4回予定コースの約1/3にあたる相模国分寺跡、温故館を経て海老名駅まで足を延ばした。
本日のウォ-キングでは、約20kmの道のりに歩行時間約6時間/行動時間約9時間を要したが、往時の大山詣でを偲んでの充実した歴史探訪を楽しむことができた。